2011年3月11日 「あの日」だ。
地震、津波、断水、停電、放射能、被爆、風評、死傷者数、、、
あらゆる「災害の言葉」で塗り固められた「あの日」
けど、私は足が海水に浸ることも、家が浸水することも、直接津波をみることもなかった。
家が傾き、ガラスが割れ、玄関が歪んで、風呂場のタイルが割れたくらい。
すぐ近くの小名浜港へ行けたのは「あの日」から3週間後だった。
「あの日」までは、薄暗い早朝の港を散歩するのが日課だった。
それなのに
...
今さらだけど、「あの日」を振り返ってみた。
そう、今さらなんだ。もう前を見て動かなきゃいけない。ウジウジ被災者の言葉を並べるのはもういい。
けど、敢えて振り返る。しっかりと前に動くために振り返る。
だから、この言葉で終わりにしよう。